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掲載日:2017年9月8日

応急手当ての方法

応急手当ては、病院に行くまでに家庭や職場でできる手当てのことで、ケガをした人の痛みや不安をなるべく除いてあげるのが目的です。ここでは簡単な応急手当ての方法をいくつかご紹介します。

止血の方法

  • 出血量に驚かずに落ち着いて、出血の状態を確認しましょう。
  • 止血は、傷口を十分に押さえることのできる大きさの清潔なガーゼなどを当て、その上を強く押さえる「直接圧迫止血法」で行いましょう。
  • 「直接圧迫止血法」の準備が間に合わないときや、できない場合は、出血している箇所から心臓に近い動脈を、指などで押さえる「間接圧迫止血法」を試みましょう。
  • 止血の際は、感染防止のため、ビニール手袋やビニール袋などを使い、直接血液に触れないようにしましょう。
  • ガラスなどが刺さったら、基本的にはそのままにしておきます。(ガラスを抜くことによって血管の損傷がさらにひどくなることもあります。)

的確に対処するために、血がどこから、どのように(噴き出ているか、わき出ているかなど)、どのくらい出ているかを確認しましょう。噴き出るような激しい出血の場合でも、ほとんどは直接圧迫止血法で止血できます。

 

骨折の手当て

  • 骨折かどうかわからないときは、骨折しているものと考えてください。
  • 出血しているときは、固定よりもまず止血します。「止血の方法」をご覧ください。
  • 骨が出ているときは、その上に清潔なガーゼか布を当て、シーツなどでくるみます。
  • 骨折したところの上下の関節まで届く長さの添え木をして固定します。
  • 添え木は、板、棒、ダンボール、週刊誌、座布団など、様々なもので代用ができます。

骨折部位は動かさないようにします。また、強く固定しすぎると血行障害を起こすことがあるため、時々、緩めるなど注意しましょう。

やけどの手当て

  • 流水などきれいな水で、十分に痛みがなくなるまで冷やします(冷やしすぎには注意)。水圧の刺激が強い場合は洗面器など使い、ゆるやかにかけ続けます。
  • 水泡ができていても破ってはいけません。薬もつけてはいけません。
  • 衣服の上からやけどした場合は、脱がさずに衣服を着たまま冷やしましょう。もし患部に衣服が着いていても無理にはがさないでください。
  • 薬品によるやけどは、衣服を脱がして、薬品をよく洗い流し、目に入った場合は絶対にこすらないようにしましょう。
  • 十分に冷やしたら、清潔なガーゼを当てて病院の手当てを受けましょう。

熱風によって鼻毛がこげたとき、湯たんぽなどでやけどしたとき、サウナや入浴でやけどしたときは、見た目以上に重傷なことが多いため、大至急病院へ行きましょう。

傷病者の運び方

  • 1人の時は、ケガの部位を圧迫しないようにして背後から抱え、傷病者の尻を浮かせて後方にあとずさりして移動します。子供や小柄な人は横向きで運びます。
  • 2人以上の場合は、担架などで運びます。担架がない場合は、体の下に手を入れて水平に抱き上げて、抱え込んで静かに運びましょう。
  • 胸や腹部に傷害がない場合は、相手の腕を利用して背負って運びます。
  • 運ぶときは、傷病者の体をできるだけ折り曲げず、体を締め付けないようにして運びましょう。特に、首と背骨に気をつけましょう。また、ケガをした部分には触らないようにしましょう。

傷病者を運ぶときは、なるべく人手をかけて運びます。また、からだを締め付けず、ケガをした部分に触らないようにし、傷病者のからだ(特に首と背骨)をできるだけ折り曲げないように注意します。

お問い合わせ

総務部危機管理課 

伊予市米湊820番地

電話番号:089-982-1218

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