○最優秀賞（採用作品） 作者：信貴正明さん（新潟県４１歳）
【デザインの趣旨】
「い、よ」の文字をモチーフに豊かな緑や海などの自然や太陽、人々が未来へ躍動する姿を「無限大∞」のフォルムに重ね合わせて表現。「ひと・まち・自然が出会う郷」新伊予市がさらに発展、飛躍していく姿をシンボライズしました。
≪講評≫
この作品は、全体を囲む線がリボンが流れるようなリズムを感じさせ、躍動感がある。また、その形は「無限大∞」とともに新伊予市の地形もイメージさせて、輝く未来へと向かう勢いのあるデザインである。山、海、太陽のイメージも分かりやすく、モノクロにした場合にもトーンに変化があり、楽しいデザインとなっている。
○優秀賞（４作品）
作者：北野公一さん
（和歌山県６０歳）
【デザインの趣旨】
伊予市の「い」の文字を図案化し、３市町の合併数を伊予灘に、円のオレンジを伊予柑をイメージしたもので、豊かな自然に育まれた環境の中、共生する人々の伸びやかな心安らぐ出会いのまちを表現した市章。
≪講評≫
この作品は、のびやかで動きがあるデザインである。オレンジの円や三本の青い線がアクセントとなり、さわやかさを強調している。また、波を立てることで、未来へ向かっていく力強さも感じさせる。モノクロにしても、変化があり印象は変わらないデザインである。
作者：田中博士さん
（愛知県４８歳）
【デザインの趣旨】
全体の形は伊予市の「伊」です。ブルーとグリーンは豊かな海と大地を、オレンジは太陽と市民の情熱（まち）を表現しています。人と人、人と自然の交流を表し、「ひと・まち・自然が出会う郷」のイメージです。
≪講評≫
この作品は、漢字の「伊」を見事に簡略化している。やわらかく動きもあり、全体としてもまとまりが感じられる。海のブルー、太陽のオレンジ、大地のグリーンがきれいに合わさっているのが良い。モノクロの場合、やや単調になる。
作者：中島 厚さん
（群馬県７３歳）
【デザインの趣旨】
伊予市の「ｉ」をモチーフに「ひと・まち・自然が出会う郷」をイメージ、躍動する人で「伊予市」の飛躍する姿と１市２町の合併と交流を表し、文化・産業・豊かな自然に恵まれたまちを表現しました。
≪講評≫
この作品は、「ｉ」をモチーフにまとめられている。３色が折り合い１つの丸い形を作ることで、合併するという、いいイメージを表現している。やや硬さもあるが、多くの人に好まれやすいデザインである。
作者：長澤竹四郎さん
（岩手県６８歳）
【デザインの趣旨】
市名頭文字「イヨ」をモチーフに三市町が合併、誕生する新「伊予市」を「ひと・まち・自然が出会う郷」をイメージにデザインするとともに、「融和、団結、雄飛発展」の輝く未来を親しみやすくシンボライズしたものです。
≪講評≫
この作品は、前進する、はばたくというイメージを強く感じさせる。やや硬い感じではあるが、力強さがある。モノクロにしても印象は変わらないデザインである。
○特別賞（３作品）
作者：森 直衛さん
（宮城県８４歳）
≪講評≫
この方は、８４歳の高齢（応募者全員の中で最高齢）にもかかわらず、１１点もの作品を送付して下さった。それぞれのデザインもしっかりとした意図を持って考えられたもので、着色もていねいである。
作者：大西美沙希さん
（伊予市１１歳）
≪講評≫
この作品は、伊予市在住の小学５年生の女の子が、伊予市の灯台を外枠にし、中に双海町の海、中山町の山を入れ、３市町が１つになったイメージのデザインである。
作者：村上 祐太さん
（松山市１８歳）
≪講評≫
この作品は、「イヨ」という文字を形に取り入れ、全体として、まとまりのある作品になっている。形は人の顔にも見え、ユーモラスな楽しさも感じられる。パソコンを用いた応募作品が多い中、高校生ながら、マスキングをして彩色しており、その仕事の正確さは、評価に値する。
応募状況は次のとおりです。
○応募件数内訳
件数
率（％）
３市町
３３８
４９．１
愛媛県内
７３
１０．６
愛媛県外
２７８
４０．３
合計
６８９
１００．０
受賞されたみなさん、本当におめでとうございます。入賞された方々には直接ご連絡させていただきます。
今回採用となった市章図案は、新市が発足する４月１日に伊予市の新しい市章として制定し、市の旗、職員の記章、公共施設の看板、市広報紙、封筒、各種パンフレットなどに広く使用されます。市内の随所でこのマークを目にされると思いますが、住民のみなさまには末永く親しんでいただきますよう、よろしくお願いいたします。
