ホーム > 暮らし > 安全・安心なまちづくり(防災・防犯・交通安全など) > 防災 > 一人ひとりの防災対策(地震編) > 地震発生から避難・避難後までの行動を考えよう
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掲載日:2017年8月22日
地震はいつ発生するか分かりません。自宅での地震の備えを十分に行っていても、地震発生時に身を守る行動や避難行動ができなければ命を失う可能性も高くなります。時々「今、地震が発生したらどうすればよいか」について考えてみましょう。(自宅以外で地震に遭遇したときの注意点はページ下方にあります)
少しでも揺れを感じたり、緊急地震速報を受けたときは、身の安全を最優先に行動することが大事ですが、なかなか行動に移すことができません。そこで「シェイクアウト」を覚えましょう。シェイクアウトとは、地震の際の安全確保行動「まず低く、頭を守り、動かない」を身につける訓練のことです。シェイクアウトは、いつでも、どこでも、だれでもできます。気軽に行いながら、いざという時に身体が自然に動くように練習しておきましょう。
地震時、あなたがいる場所によっては、避難行動における特別な注意が必要な場合があります。外出先で地震に遭遇した場合のことも考え、それぞれの場所で適切に避難行動できるよう日頃からイメージしておきましょう。
(参考:日本防災士機構「防災士教本」)
地震発生時にエレベーターに乗っていたら、すべての階のボタンを押し、停止した階で降ります。
新しい高層ビルは耐震性に優れた設計になっているので倒壊の危険性は少ないと思われますが、高層階では揺れが大きく長く続きやすくなります。長くゆっくりした揺れ(長周期地震動)を感じたときは、キャスター付きのコピー機などは縦横無尽に動き回る可能性がありとても危険です。机の下にもぐるなどして揺れがおさまるのを待ちましょう。
地下街は地上に比べて揺れが小さいので比較的安全といえます。壁や太い柱に身を寄せて頭をかばんなどで守ります。かばんなどで頭を守るポイントは、頭の上にただ乗せるだけではなく、頭とかばんとの間に10cm程度の隙間を空けて持つことです。隙間がクッションになり落下物からの衝撃を和らげることができます。
揺れがおさまったら係員の指示に従って避難しましょう。停電になってもすぐに非常灯がつくようになっているので落ち着いて非常口や階段に向かいましょう。
火災が発生したときは、煙が向かってくる方向と逆の非常口に向かって避難しましょう。
大地震発生の際には電車が急停止することがあるので、つり革や手すりにしっかりとつかまりましょう。
駅員や乗務員の指示に従い、指示がないかぎりは不用意に車外に出ないようにしましょう。
劇場や映画館の客席は、柱がなく広い空間になっているため、大地震後に天井が落下する危険性があります。天井からの落下物に注意し、かばんなどで頭を保護し、シートの間などに身を寄せて身を守りましょう。
また、大勢の人がいるので、あわてて非常口に殺到すると将棋倒しなどの二次被害を引き起こす危険があります。係員の指示に従い、落ち着いて行動しましょう。
地震時には急ブレーキをかけず、少しずつスピードを落とし、交差点を避けて左側に寄せてエンジンを止めましょう。駐車場や空き地がある場合はそこに移動しましょう。
カーラジオで地震情報を聞き、情報を収集しましょう。車を置いて避難するときは、火災を引き込まないように窓を閉め、エンジンキーはつけたままドアロックせずに離れましょう。
落下してくる物から身を守りましょう。外壁ガラスは建物の高さの半分くらいの広範囲に飛散る可能性があり危険です。かばんなどで頭を守りながら、安全な広い場所に避難しましょう。
新しいビルは耐震性が期待できるため、落下物のおそれがあるときはビル内に避難しましょう。ただし古いビルは建物自体がたわむことがあり危険なため、避難は勧められません。
ブロック塀、自動販売機、電柱、垂れ下がった電線は危険ですので近づかないようにしましょう。
商品棚、陳列棚、大型商品の転倒に気をつけて、買い物カゴを利用して頭を守りましょう。
大地震が起こると高層マンションではエレベーターが使えなくなります。高層階に住む人は、当分の間、自力で生活できる水・食料、連絡方法などを確保しておきましょう。
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