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掲載日:2012年3月30日
この楼門(ろうもん)は、三間一戸(さんげんいっこ)で屋根は入母屋造り(いりもやづくり)本瓦葺である。その容姿はよく均整がとれている。
手法は和様と禅宗様(唐様)の様式を兼ねそなえ、蛙股(かえるまた)には桜・唐草などの思い思いの浮彫りが施され桃山風が表れている。柱はすべて円柱で、下部に粽(ちまき)をつけ礎盤をそなえている。伊予の名工といわれた余土の治部(ぢぶ)の作と伝えられ、次のような楼門棟札(ろうもんむなふだ)が残っている。
寛文二壬寅年
奉造稲荷神社楼門 玉体安穏太守武運氏子繁昌之所
九月吉日 正遷宮神主高市大太夫藤原盛芳
寛文2年(1662年)で江戸初期の建築である。
住所 |
稲荷本村 伊豫稲荷神祉 |
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【県指定文化財】稲荷神社楼門<建造物>