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掲載日:2012年3月30日
江戸時代、大洲藩領であった上野村玉井家に保管された庄屋文書であり、伊予市立図書館にて一部の3,507点を保管している。当時の農村の状況や庶民史を研究する貴重な資料で、主な文書には次のようなものがある。
●「高野山上蔵院御奉加帳」:延宝5年(1677年)6月作成
伊予河野氏ゆかりの高野山上蔵院(こうやさんじょうぞういん)に上野村から金品を寄付した際、人名やその金額を書き、その金品に添えて出した文書。近世になっても高野山上蔵院と伊予との関係が深かったことがわかる。
●「寛延大洲藩一揆達書」(仮題):寛延3年(1750年)1月作成
寛延の大洲一揆に、替地(旧伊予市・砥部町内等)の村々が参加しなかった功績に対する郡奉行(こおりぶぎょう)・奉行からの通達書。
●「讃州道中記」:文化9年(1812年)1月作成
讃岐国(香川県)への道中の地名や土地の様子、旅行中に気をつけるべき事などを記した旅行記録。
●「覚(建築風水)」:嘉永5年(1852年)9月作成
庄屋屋敷建築の際、留意すべき家相をまとめた書。住居の各部分にふさわしい方位や建築の時期が記されている。筆者は常盤能舎摂彦(ときわのうしゃかねひこ)という家相見。
住所 |
上野、米湊 伊予市立図書館 |
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【市指定文化財】玉井家庄屋文書<古文書>