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掲載日:2012年3月30日
応永年間(1394年~1427年)に作られた木版刷りの大般若経(だいはんにゃきょう)600巻が保管されている。うち23巻は欠巻となっている。表紙は黄褐色、紙質は和紙である。
大般若経は、古くは書写していたが鎌倉時代から木版術の発達により木版経典が出来るようになった。
当寺のものは、崇永版(そうえいばん)といわれ、近江(滋賀県)の国司が佐々木八幡社に奉納したものが、備後(広島県東部)の鞆浦(とものうら)の安国寺(あんこくじ)に移り、さらに傳宗寺(でんしゅうじ)に納められたと伝えられている。古くから供養の時などに使われ、今でもその一部は祈祷(きとう)の際に使用されている。
住所 |
下三谷近江 傳宗寺 |
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【市指定文化財】大般若経〔傳宗寺〕<古文書>