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掲載日:2012年3月30日
この文書は14点の文書群で、このうち「郷町引き離し文書」6点と、「大地震記録」1点が、特に貴重である。
「郷町引き離し文書」は、それまで村方に属していた湊町、灘町、三島町の3町が文化5年(1808年)村方(郷方)から独立した際、村方と町方、また町方の3町相互に、それぞれ取り交わした覚書や定書である。
「大地震記録」は嘉永7年(1854年)11月に発生した大地震の行政的対応や藩役人からの布令などを記した湊町役場の記録である。地震直後から、町役人や藩役人ら行政が効果的な対応策をとり、被害を最小限にとどめ、住民の生活や人心の安定に努めたことが理解できる内容である。
このような文書が現存することは、県下では他に類例がなく、全国的に見ても希少である。また、本市の中心域である郡中3町の都市としての歴史を考える上で、行政区分上、村からの「独立」という画期的事件を証明する古文書として貴重である。
住所 |
米湊 伊予市立図書館 |
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【市指定文化財】郡中湊町町方文書<古文書>