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掲載日:2012年3月30日
本墳は、宮下にある伊曽能神社(いそのじんじゃ)南部の丘陵上に所在していたが、昭和20年代の開墾によって破壊消滅したため、墳丘形態も内部主体も不明である。前方後円墳だとする考えもあるが、その可能性は低く、現状では円墳とするのが妥当と思われる。
開墾(かいこん)の際、方格四獣文鏡(ほうかくしじゅうもんきょう)1と筒形銅器 2、紡錘車形(ぼうすいしゃがた)石製品 2、直刀 1、鉄剣 1が出土した。このうち、筒形銅器は、当時県内では唯一の出土であった。出土遺物からみて、本古墳の被葬者は、古墳時代中期前半の伊予地区東部を統括していた人物とみられ、その人の埋葬に伴う副葬品であると考えられる。
住所 |
米湊 伊予市立図書館 |
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【市指定文化財】吹上の森1号墳出土遺物<考古資料>