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掲載日:2012年3月30日

【市指定文化財】谷上山宝珠寺本堂<建造物>

この本堂は間口3間、奥行5間、入母屋(いりもや)造り、向拝(こうはい)は軒唐破風(のきからはふ)、縋(すがり)破風。建築様式は禅宗様式を基本としている。明治期に全体として禅宗様(唐様)をならって建築した県内には他にない例と言える。
「谷上山本堂造作中萬帳」から、本堂建築は明治25年(1892年)より始められ、明治38年(1905年)に竣工されたことが分かる。建築に当たった棟梁(とうりょう)は下三谷の川中夏吉(かわなかなつきち)、「伊予の左甚五郎(ひだりじんごろう)」と呼ばれた有名な大工である。

施設情報

住所

上吾川谷上山 宝珠寺

【市指定文化財】谷上山宝珠寺本堂<建造物>