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掲載日:2012年3月30日
土山地蔵堂(どやまじぞうどう)の左右と後方をコの字形に囲った全長16.2メートル、幅0.6メートル、高さ1.35メートルの石垣である。
土山地蔵堂は、滝山城主の久保道春(くぼみちはる)が郷土鎮護のため応永23年(1416年)西光寺(さいこうじ)とともに建立したものである。
享保3年(1718年)、肥後国(熊本県)の領主が参勤交代のためこの沖を通過中、暴風雨に遭ったが、土山地蔵に祈願したところ遭難を免れた。領主は江戸から帰る途中、願ほどきのため住民の協力を得て城妬(じょうど)の浜より約2.5キロメートルの道程を手繰りで浜石を運ばせ、地蔵堂を守る石垣を築かせたと伝えられている。
数多くの浜石で構築された見事な石積みである。
住所 |
双海町串池ノ久保 |
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【市指定文化財】地蔵堂の石垣<史跡>