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掲載日:2012年3月30日
本堂は入母屋造(いりもやづくり)、本瓦葺で、妻飾(つまかざり)は狐格子(きつねこうし)とする。基本的には6間取平面になり、正面に広縁を設ける。組物や彫刻を用いないが、内陣仏壇の構えや、室中と両脇間の境に設けた竹の節欄間(ふしらんま)など、方丈形式のつくりになっている。建築年代は天明元年(1781年)とされ、今でも当時の姿をよく残している。
福田寺(ふくでんじ)は臨済宗妙心寺(りんざいしゅうみょうしんじ)派の禅宗寺院で、寛文7年(1667年)、上吾川市ノ坪にあった古寺を法雲律師(ほううんりつし)らがこの地に移し、大洲如法寺(おおずにょほうじ)の開祖・盤珪禅師(ばんけいぜんじ)を迎え福田寺開祖とした。また、二代大洲藩主の加藤泰興(かとうやすおき)が山林・田地を寄進するなど、大洲藩加藤家の祈願所として藩の加護を受けていた。
住所 |
上吾川 福田寺 |
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【登録有形文化財】福田寺本堂<建造物>