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掲載日:2012年3月30日
縦72.5センチメートル、横53センチメートル。明治中期の作であるが、作者は不明であり、資料中に「坂本日吉神社地図」とあるので、そのまま名称にした。絵画的構成は、独特の鳥瞰(ちょうかん)的手法を用いて大層見やすく、しかも色彩的にも美しく緻密(ちみつ)に描かれており、往時の状況をありのままに知り得るユニークな歴史資料である。
八倉にある坂本日吉神社宮司宅に保管されていたものを、宮司の家系である武智義加(たけちよしか)が修復処理したもので、現在は上吾川にある株式会社タケチに保管されている。
なお、『伊與旧蹟史(いよきゅうせきし)』によると、当社は、「日吉山王権現宮」と称して、神亀5年(728年)に建立された
と記されている。神域は金松山(きんしょうざん)のふもとで、マツ・スギ・クヌギ・ナラ・シイなどが生い茂り荘厳である。現在の広さは約5ヘクタールであり、この地図より描かれた当時はもっと広大であったことがわかる。
住所 |
上吾川 株式会社タケチ伊予工場 |
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【市指定文化財】坂本日吉神社地図<歴史資料>