掲載日:2026年3月24日
野良猫に餌を与える方へ
お腹を空かせた野良猫がいたら、餌を与えたいという気持ちは否定できるものではありません。しかし、野良猫のためを思って餌を与えることが、結果として不幸な野良猫を増やしてしまうことにもつながります。
また、餌を与えている野良猫がご近所の敷地で排泄するなど、周囲の迷惑となっているかもしれません。
さらに、屋外にいる猫は、誰かの大切な飼い猫である場合もあります。屋外にいる猫に餌を与えるのであれば、その猫の行動に責任を持つ必要があるのです。
野良猫に餌を与える前に
あなたが、猫のことを本当に大切に思うのであれば、猫に餌を与える前に、立ち止まって考えていただきたいことがあります。
それは、「あなたが野良猫に餌を与える行為」が猫自身や周りの人に様々な影響を与えるということです。
安易な餌やりが猫自身に与える悪影響
猫は非常に繁殖力の強い動物です。餌を与え栄養状態が良ければその繁殖力はさらに強くなります。
- メスの猫は生後4~12ヶ月で繁殖できるようになり、1回の出産で1~8頭ほど年に2~3回の子猫を産みます。
- 1頭のメス猫が1年後には20頭以上、2年後には80頭以上、3年後には2,000頭以上になる可能性もあります。
- 出産により母体に負担がかかり衰弱し、命を落とす危険性も高くなります。
- 猫同士の接触や喧嘩を通じて、感染症が流行しやすくなります。
- 交通事故等で命を落とす猫も多くなります。
安易な餌やりによるご近所とのトラブルの発生
近年、市役所には猫に関する苦情や相談が寄せられています。その中でも、糞尿による被害や不適切な餌やりに関するものが多くを占めています。
猫による被害に悩まされている方の多くは、「野良猫に餌を与えている人が原因だ」という認識を持つ傾向にあります。
そのため、餌やりがきっかけとなってトラブルに発展してしまうケースも少なくありません。
<猫に関する苦情・相談例>
- 敷地内に入り込んで畑や芝生、花壇に糞をされて困っている。
- 愛車に爪で傷をつけられた。
- 悪臭がひどくて洗濯物が干せない。
- 倉庫や軒下などで子猫を産む。
- 置いてある餌に、ハエなどが寄ってくるため不衛生になる。
屋外で猫に餌を与える場合の守るべきルール
- 置き餌をしない 自分の敷地で、時間を決めて適量を与え、猫が食べ終えたらすぐに片付けましょう。
- 猫用トイレの設置 近隣の敷地で排泄しないよう自分の敷地内に、猫用のトイレを設置し適切に管理をしましょう。
- 不妊去勢手術の実施 これ以上、不幸な野良猫を増やさないために、不妊去勢手術を行いましょう。
- 近隣住民への配慮 猫が苦手な方やアレルギーのある方もいらっしゃいます。周囲に迷惑をかけていないか配慮を忘れないようにしましょう。
野良猫の捕獲について
野良猫の糞尿被害などで、捕獲の依頼をいただくことがありますが、法律等により猫は駆除を目的とした捕獲が認められていません。そのため、市で捕獲することはできません。
被害を防ぐためには、ご自身で、庭等への侵入防止対策を講じていただく必要があります。
詳しくは⇒猫によるフン尿などお困りの方へ
地域猫活動について
地域猫活動とは、地域住民が中心となって給餌やトイレなどをルールに基づいて管理し、また不妊去勢手術を実施することにより野良猫と地域住民との共生を目指すものです。
参考資料 やってみませんか?地域猫活動(PDF:1,614KB)
不妊去勢手術費補助事業
不必要な繁殖防止と周囲への迷惑を未然に防ぐため、不妊又は去勢手術費用の一部を補助します。
詳しくは⇒ 犬・猫不妊去勢手術費補助事業
野良猫(地域猫)対策支援事業について
野良猫(地域猫)の不妊手術などを無料で実施する事業を愛媛県獣医師会で行っております。
詳しくは⇒公益社団法人愛媛県獣医師会HP(外部サイトへリンク)

