ホーム > ミカンまるとまちづくり > 上下水道 > 下水道 > 下水道整備・経営について > 伊予地区・中山特定環境保全地区の下水道使用料改定について(平成31年5月請求分(平成31年3・4月使用分)から適用)
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掲載日:2020年10月28日
下水道事業は、市民が清潔で快適な生活を送るために欠かせない重要な公共施設であり、生活環境の改善と公共水域の水質保全という環境面での役割を担っています。本市の下水道事業は、公共下水道事業、特定環境保全公共下水道事業、農業集落排水事業と浄化槽設置整備事業に取り組み、平成29年度末において汚水処理人口普及率は80%に達しています。
この事業は、整備や維持管理に多額の費用を要する先行投資型の事業であり、その財源は国庫補助金と下水道事業債による長期借入に依存している状況であります。
また、公費負担以外の経費については、下水道使用料で賄うことが原則でありますが、一般会計からの繰入に依存している状況から、下水道事業財政及び経営状況は厳しいものとなっております。
そこで、今後の適正で事業継続可能な下水道使用料を定めることが、重要な課題となり、これを受け、平成30年3月に市長から伊予市上下水道事業運営審議会に「水道料金及び下水道使用料の見直しについて」諮問を行い、審議会を開催しながら、適正な下水道使用料の改定についての議論がなされ、平成30年8月答申を経て、平成30年12月市議会にて改定率11.3%の改定(値上げ)の下水道使用料改定案が可決されました。
各下水道利用の皆様におかれましては、この使用料改定にご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
伊予地区(大平・唐川集落排水地区を含む)・中山特環処理地区
区分 |
使用料区分 |
現行使用料 円 |
新使用料 円 |
引上額 円 |
|
一般汚水 |
基本料金 |
5m3まで |
850 |
1,000 |
150 |
10m3まで |
1,000 |
1,150 |
150 |
||
超過料金 (1m3当り) |
10m3を超え20m3まで |
134 |
150 |
16 |
|
20m3を超え30m3まで |
154 |
180 |
26 |
||
30m3を超え50m3まで |
179 |
195 |
16 |
||
50m3を超え100m3まで |
194 |
205 |
11 |
||
100m3を超え200m3まで |
205 |
215 |
10 |
||
200m3を超えるもの |
208 |
218 |
10 |
||
湯屋汚水 |
排除汚水量1m3につき |
30 |
30 |
0 |
使用料は、消費税を除く
下水道経営では、汚水処理に係る経費(資本費(起債)・維持管理費)は、公費で負担すべき費用を除き、使用料により賄うこととされておりますが、国の指標によると150円/立方メートル(3,000円/20立方メートル・月)となっており、多くの自治体において、実際の使用料収入は本来使用料により賄うべき額を確保できておらず、一般会計からの繰入により事業の運営がなされている実態であります。今回の改正で(2,650円/20立方メートル・月)となりました。
本市においても、一般会計からの繰入に依存している状況であるが、汚水処理に係る経費(資本費(起債)・維持管理費)を賄える使用料とした場合、急激な値上げを行うことになり、市民生活に大きな影響を与えることから、現行の予算措置上の維持管理費部分の経費を100%使用料で賄うことを前提として検討を行い、総合的に判断いたしました。
下水道事業は、地方公共団体が経営する企業を指し、公営企業と位置付けられています。このうち、水道事業、交通事業、ガス事業などの13事業についての経理は特別会計を設けて行わなければならないこととされ、独立採算を基本として運営すべきものであり、使用者負担の公平や事業の健全な発展を図りつつ、財政の自主、自立性を確保していくことが求められており、今後も持続可能な下水道経営を行ってまいります。
伊予地区(大平・唐川地区を含む)・中山特環処理地区
排除汚水量 (m3) |
使用料(税込) |
差引額 |
摘要 |
|||
現行(円) |
改定後(円) |
金額(円) |
増加率(%) |
|||
10 |
1,830 |
2,160 |
330 |
18.0 |
基本料金:1,000円 |
|
20 |
2,160 |
2,480 |
320 |
14.8 |
基本料金:1,150円 |
|
40 |
5,050 |
5,720 |
670 |
13.3 |
一般家庭の利用形態の過半数 |
|
60 |
8,380 |
9,610 |
1,230 |
14.7 |
||
100 |
16,110 |
18,030 |
1,920 |
11.9 |
一般家庭の概ね上限 |
|
200 |
37,060 |
40,170 |
3,110 |
8.4 |
営業形態は主として営業用 |
|
400 |
81,340 |
86,610 |
5,270 |
6.5 |
||
500 |
103,800 |
110,160 |
6,360 |
6.1 |
排水区分は一般汚水、使用料は消費税8%を含み、10円未満は切り捨てた額
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