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掲載日:2021年11月15日
活動内容や活動地域を話し合うため、第1回目のミーティングを開催しました。今年度の活動に関わる社会共創学部4回生2人、2回生4人に加え、伊予市移住サポートセンター「いよりん」相談員が参加しました。
今回の活動の目的や年間の大まかなスケジュールを確認し、伊予市の魅力の掘り起こしや発信方法について意見を交わしました。学生からは、地域の裏マップでの魅力発信や観光地ではなく人の顔や個人的なコメントでの情報発信といった意見が出ました。また、調査結果を地域の人に示して意見交換をするなど、地域の人との関わりを持ちたいといった意見もありました。
令和2年度の活動地域は、伊予インターチェンジから車で5分の距離にある小さな集落の三秋地区となりました。後日、学内で学生だけでミーティングを開催し、ブレインストーミングなどにより様々な意見出しを行うこととなりました。
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学生とのミーティングを開催し、三秋在住で地域新聞みあきの編集委員でもある原田氏の参加を得て、今後の取組の進め方を話し合いました。原田さんからは、関係人口づくりに取り組む三秋の刺激になる活動にして欲しいといった期待が寄せられました。
第1回ミーティング後に行われた学生の意見出しから出てきた裏マップ作りや写真での魅力発信を軸に検討を行いました。学生からは、マイナーな魅力を紹介する裏マップの作成と三秋に関心を持つ人への配布といった案や、ターゲットを移住希望者など三秋に関心を持って欲しい層にすることなどの提案がありました。ところが、そもそも伊予市の観光マップに三秋の情報がないことから、三秋の情報がほとんど発信されていないことに気づきました。まずは自分たちが三秋を知ることから始めることとなり、ミーティング後に三秋を訪れました。後日、本格的に地域で情報を集めることとしました。
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真夏の青空の下、三秋全域を歩いて調査をしました。気づいたことを写真とメモに残しながら、レンコンファームや神社、地域の鉄工所、西願寺、眺望スポットなどを散策しました。青空に映える水田や明神山が学生には魅力的に見えたようで、誰にとっても懐かしく感じる風景が三秋の魅力だという意見が出ました。この日は、焦点を定めず散策し、後日、三秋の魅力は何か、どのような発信方法があるかといったことを踏まえて再度現地活動を行うこととしました。
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前日に行われた学生ミーティングにおいて、地図作りよりもそこに載せる地域の魅力を前面に出して情報発信をしようという検討結果になり、地域の魅力や自然の中でのスポーツをテーマにすることとしました。この日の活動では、グループに分かれて三秋全域を散策し、地域の魅力やスポーツができる場所を探しました。
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前回の現地調査で得られた情報を元に、三秋の魅力は豊富な食材や印象的な風景であると考え、そこにレクリエーションの要素も加えることとなりました。この日は、地域の食材を使ったレクリエーションや地域の宝探しをテーマに動画撮影を行いました。活動中に出会った地域の方には積極的に声をかけ、動画や写真に参加いただきました。
当初はレクリエーションとして予定していた紙飛行機が、地域の印象的な風景と人の姿を切り取る写真として最適であったことなど、思わぬ発見があった活動となりました。
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新たに参加する2回生1人が加わり、7人の学生との活動となりました。地域の畑で、ありふれた農業資材を使ったレクリエーションを行い、その様子を撮影しました。また、11月に開催予定のレンコン掘りイベントに向けた試し掘りを体験しました。
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三秋のレンコン掘りイベントが開催され、学生はスタッフとして参加しました。一般参加者と学生、地域の方々がレンコン掘りを通じて時間を共にし、地域の生の声をたくさん拾うことができた一日となりました。特に地域の子育て世代の方々から意見を得ることができた貴重な機会となりました。
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地域新聞みあき編集委員会の場をお借りして、今年度の活動報告会を開催しました。学生が活動をとおして気づいた三秋の魅力を動画で紹介し、豊かな自然やレンコンを始めとした三秋の食材の魅力をどのように発信することができるか、学生の視点で報告しました。
地域の方々との意見交換では、三秋では関係人口づくりの取組を続け、地域外の人とつながる体制づくりを模索しているとの意見があり、学生の活動が大いに刺激になったとの意見をいただきました。学生からは次年度も活動を継続し、取組を充実させたいとの意見がありました。
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本事業では、学生によるヨソモノ視点での魅力探しにより、地域の魅力の再発見や活動を通じた地域の方々の郷土への誇り(シビックプライド)の向上に寄与することを目指していますが、それ以外の波及効果も見られました。
近隣に大学がある伊予市の地の利を生かし、学生が地域で活動することがごく自然な姿となることを目指しています。大学の知的・人的な資源を地域の活性化につなげ、あわせて、伊予市が若手人材が数多く育つ地域になっていくことが本市の大学連携の大きな目的です。本事業でその端緒が見られ、今後につながる活動になりました。
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