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JR予讃線のガード下を通って村中の道標を右に約500m進むと三秋の大池があります。この池は姥が谷大池とも言われ、正保末(1647)里人により築かれ、昭和8年(1933)改修により堤の高さ16.3m、長さ115m、貯水量38万立方メートルとなりました。
堤からの景観はすばらしく、大池は常に清水をたたえ、女性的な柔らかさと美しさをもっています。その背景にある男性的な明神山を三秋の大池の堤から望む眺めはすばらしい感動を与えてくれます。
国道378号沿いにある西願寺は、曹洞宗永平寺の末寺で、山門の傍らには「不許酒入山門」の石柱が立っています。寺の開山は1300年ころで山号を大原山と号し、本尊は釈迦如来です。
境内には、本堂・庫裏・歓喜堂・鐘楼・鎮守堂等があります。 寺宝として大般若経600巻があります。
境内の蘇鉄は8株あり、樹齢は約600年、根回りが6~7mのものもあります。昭和35年(1960)に市指定天然記念物となりました。
三秋の端に鉄砲撃ちの名人、端の左衛門の墓があります。高さは台も合わせて120cm余りで、表には「釋明好秋運墓」と刻まれ、左右に「元禄七甲戊歳(1694)8月16日」とあります。民間人としては最も古い墓の一つで、1984年に市指定文化財になりました。
農業の傍ら猟師をしていた端の左衛門には数多くの言い伝えが残っています。
西願寺の山門に立ち、前を望むと楠の大木や老木に包まれた森の中に水之明神社があります。文化8年(1811)正一位の神階を授けられたこの神社は雨を呼ぶ山として有名な明神山の頂上から、明治43年(1910)現在地に遷されました。渇水の際、里人はこの森に集まって太鼓をたたき、祈りの声を振り上げて雨乞いをしたといいます。
藩政時代には祈雨の神として領主加藤候をはじめ伊予、浮穴、喜田郡の3町40ヶ村の祈願所となっていました。