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掲載日:2022年4月25日
子宮頸がんは、子宮の入り口付近にできるがんで、「ヒトパピローマウイルス(HPV)」というウイルスの感染(ヒトパピローマウイルス感染症)が原因であることがわかっています。多くの場合、性的接触によって感染すると考えられています。
子宮頸がん予防ワクチンを接種することで、子宮頸がんの原因の多くを占めるHPV16型とHPV18型の感染を防ぐことができます。ただし、子宮頸がん予防ワクチンの接種により完全に子宮頸がんの発症を予防できるわけではないので、ワクチン接種に加え、早期発見のために20歳になったら子宮頸がん検診を定期的に受診することが重要です。
HPVワクチンに関するQ&A(厚生労働省ホームページ)(外部サイトへリンク)
HPVワクチンは、平成22(2010)年11月から子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業として接種が行われ、平成25(2013)年4月に予防接種法に基づく定期接種に位置づけられました。平成25(2013)年6月から、積極的な勧奨(個別に接種を勧める内容の文書をお送りすること)を一時的に差し控えていました。その後、HPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められました。令和3(2021)年11月に、専門家の評価により「HPVワクチンの積極的勧奨を差し控えている状態を終了させることが妥当」とされ、原則、令和4年4月から、他の定期接種と同様に、個別の勧奨を行うこととなりました。
厚生労働省作成のリーフレットをお読みいただき、ワクチンの有効性とリスクを十分にご理解いただいた上で、接種についてご判断いただきますようお願いします。
厚生労働省リーフレット【概要版】「小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ」(PDF:4,155KB)
厚生労働省リーフレット【詳細版】「小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ」(PDF:5,747KB)
ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~(厚生労働省ホームページ)(外部サイトへリンク)
小学校6年生~高校1年生に相当する年齢の女子
中学1年生相当年齢
HPVワクチンには2種類あります。同じワクチンで3回の接種を受けます。
ワクチン名 | サーバリックス | ガーダシル |
製造会社 | グラクソ・スミスクライン | MSD |
効果・効能 | ヒトパピローマウイルス(HPV)のうち、16型及び18型ウイルスの感染及び前がん病変の予防 | ヒトパピローマウイルス(HPV)のうち、16型及び18型ウイルスと尖圭コンジローマや外陰上皮内腫瘍などの原因ともなる6型及び11型ウイルスの感染及び前がん病変の予防 |
接種回数 | 3回接種 | 3回接種 |
接種間隔 | 1月以上の間隔をおいて2回接種した後、1回目から5月以上、かつ2回目から2月半以上あけて3回目を接種する。 標準的には、1月以上の間隔をおいて2回接種した後、1回目から6月あけて3回目を接種する。 |
1月以上の間隔をおいて2回接種した後、2回目から3月以上あけて3回目を接種する。 標準的には、2月以上の間隔をおいて2回接種した後、1回目から6月あけて3回目を接種する。 |
接種方法 | 筋肉内接種 | 筋肉内接種 |
無料
母子健康手帳、健康保険証等、予診票・接種券
※予診票と接種券がない場合は、母子健康手帳をご持参のうえ、保健センターまでお越しください。
医療機関に事前予約をしてください。
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