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掲載日:2024年1月29日
大谷海岸(森海岸)のまわりには、郡中層という地層があります。
1954年、郡中層からみつかる化石のなかに、日本では大昔に絶滅したメタセコイアの化石があることがわかりました。
植物だけでなく、オオタニシやチリメンカワニナなど、貝の化石も見つかっています。これらは淡水(真水)に棲む貝なので、今の瀬戸内海沿岸には淡水の水辺が広がっていたとわかります。
そんな郡中層化石の一部を展示しました。
今から約200万年~100万年前(前期更新世)に堆積した地層です。大谷海岸では崩れた岩のなかに化石が混じっているのが観察できます。
大谷海岸一帯は、愛媛県指定天然記念物「扶桑木」(昭和31年11月3日指定)に指定されており、郡中層より産出する化石は、愛媛県文化財保護条例第42条により保護対象となっています。露頭から化石を採掘する場合だけでなく、転石中や波打ち際から化石を採集する際も、事前に愛媛県教育委員会への現状変更の申請を行い、許可を得る必要があります。
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