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掲載日:2024年6月4日
東京電力福島第一原子力発電所で発生した事故では、放射性物質の飛散を招いた結果、広範囲の住民が避難を余儀なくされ、それまでの原子力防災体制について多くの問題点が指摘されました。そのため、地域防災計画に原子力災害対策に関する内容が盛り込まれ、現在は、原子力安全対策の議論と並行して、避難計画の実効性やあり方について議論が進められています。
愛媛県における原子力災害対策重点区域は、四国電力伊方発電所を中心としておおむね半径5kmの区域(予防的防護措置を準備する区域:PAZ)と、おおむね半径30kmの地域からPAZを除いた区域(緊急時防護措置を準備する区域:UPZ)で、伊予市では、双海町の一部の地域が緊急時防護措置を準備する区域(UPZ)内となっています。
対象地域(行政区) | 下浜、池ノ久保、本村、松尾、富貴、満野空、満野浜 |
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原子力災害が心配される状況では、まず、地震や津波による災害から身を守らなければなりません。また、避難行動が適切でない状況では、無用の混乱を招き、かえって被害を拡大してしまうおそれがあります。UPZ区域内で求められている避難行動の原則を知り、冷静に対処することが人命を守る上でとても大切です。
原子力災害は、地震や津波による災害に伴って発生すると考えられます。地震直後にとるべき行動などは「地震発生から避難・避難後までの行動を考えよう」のページで確認しましょう。
避難支援が必要な人も、そうでない人も、テレビ、ラジオ、防災行政無線放送による防災情報に注意して、屋内で待機します。建物に被害がある場合は最寄りの避難所へ避難し屋内待機します。地震や津波による被害の危険がない場合は、子供を学校などに迎えにいくことも可能です。
屋内待機を続けながら屋内退避の準備をし、引き続きテレビ、ラジオ、防災行政無線放送からの情報に注意してください。
屋内退避をしながら、引き続きテレビ、ラジオ、防災行政無線放送からの情報に注意してください。
空間放射線量が空間放射線量が20マイクロシーベルト/時を超えた場合は一時移転、500マイクロシーベルト/時を超えた場合は避難を開始します。
原子力災害が発生する恐れがあるときにとるべき避難行動などに関する計画は、こちらのページからご覧いただけます。
十分な原子力発電所の安全対策が講じられたとしても、万が一事故が発生したときの対策は考えておかなければなりません。自分の住んでいる地域が重点区域である場合だけでなく、移動中や旅先で原子力発電所の事故に遭遇したとき、私たちはどのように行動すればよいのでしょうか。また、放射性物質から身を守るために知っておくべきことは何でしょうか。一般財団法人日本原子力文化財団のウェブサイトには、それらについて学ぶことができる「原子力防災シミュレーション(それが知りたかった!5分でわかる体験シナリオ)」をはじめ、原子力防災に関する情報が掲載されていますのでご紹介します。
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